風の強い日が続いた。夏から秋へ、季節の変わり目。強い風が吹く。春の比良八荒(ひらはっこう)は、有名だ。秋も西高東低の気圧配置、北寄りの風が若狭方面からの風が比良山系を駆け下りる。
カヌーに出られないので、アウトリガーを試作していた。この日、風もやみ、良いコンデション。試運転に出かけた。
基本構造は、単管パイプの土台の上に、40mm水道塩ビ管に32mm×20mmの棒を通して補強した支柱を載せた。その先に、125mm水道塩ビ管、長さ1400mmの浮きを付けた。
良いではないか。凪状態の湖上であるが、身体を揺らしても安定感がある。
右漕ぎなので、右側が空く、左サイドアウトリガーにした。左アウトリガーの抵抗でJターンの返しをしなくても直進するかなーと考えていたが、左旋回が強くなった。強い返しをしないと直進しない。左漕ぎは左に伸びた支柱が邪魔になり漕ぎにくいが、そんなに力を入れなくとも前進できた。
近江舞子浜を望む
比良山系を望む
抵抗がもっとかかるかと思ったが、ほとんど感じなかった。浮きは、下面五分の一ぐらいが沈んでいるだけでバランスをとっている。支柱が長く伸びているので、安定している。
湖西線近江舞子駅方面
小松浜を望む
カイツブリ
小松浜の家
ドボーン!
油断大敵。もう少しで帰着できる。「あー疲れたー。」と思ったときパドルが流された。左サイドにパドルを置き、写真を撮ろうとしたときであった。左に振り返り、手を伸ばした。左後方に艇が傾きそのまま…。ドボーン!。
左右後方へのバランスは改善されていない。アウトリガーをもう少し後に伸ばす必要がありそうだ。
いずれにしても、岸に近く、水温も高かったのが、不幸中の幸いだった。
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