
比良山の麓、比良川の渓谷。奥には武奈ヶ岳。薄く雪が降る。この渓谷から夏も涸れない水が蕩々と琵琶湖に注ぐのだ。
昨日強風が吹いた。強い西高東低の気圧配置。北海道から東北、新潟、富山、金沢、福井、京都、兵庫、鳥取、島根まで日本海側の平野部、山地に雪が降った。

強風の後季節が進む。この土地の季節のパターンだ。12月中旬まで行きつ戻りつし、冬が来る。
節目節目に強風が吹く。その風で、落葉樹のはがなくなった頃に、冬になるのだ。

この地は、水蒸気が多い。山を登り冷やされ霧となる。山肌と水蒸気が織りなす現われだ。

松の木の向こうに沖島が見える。日本唯一の人が住む島だ。そのはるか向こうに三重県との県境鈴鹿山脈が薄く見える。

北風が吹き、紅葉がいい気に進んだ。楓の赤、クヌギの黄色。アスファルトの濡れた黒い道。良いね。

青空が出てきた。風はない。風がないだけでありがたい。比良八紘で知られるこの地の強風は10年住んでもなれない。が…、風がやんだ後の「穏やかさ」が嬉しい。

琵琶湖 沖島 遠く鈴鹿山地

蓬莱山(琵琶湖バレー)雪。

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